報知新聞/昭和63年3月18日(金)
どじヴェンチャー・ニュージーランド(1)
サケ、マス、ヒラマサ・・・しこたま釣ったる
ニュージーランドの魅力に取りつかれて3年目。だいぶ慣れて来たところで、今年はいろいろと冒険を取り入れた旅行計画を立ててみた。
@まず南島のクライストチャーチ。昨年は大雨、大水で釣りにならなかったので、今年はその仇討ち。サケとマスをしこたまつる。
A次いで、海釣りとしては最高に知名度の高いマルボローサウンドでブルーコッドの大物を仕留める。
Bここで、一度乗ってみたかったフェリーボートで、北島へわたり、ニュージーランドの首都であるウエリントンを表敬訪問。
Cワイナカエの海岸美、ルアペフの山岳美を鑑賞しながらタウポ湖を経てロトルアへ。ここで、2年前に味わったニジマスの大物を釣り上げる。
D最後はいつも旅のお世話をしてくださるオークランドのローリー・ウイリアムさんの推薦で、コロマンデル半島のファンガマタで、ヒラマサとタイをイヤというほど釣る。
・・・とまあ、ざっとこんな行程で二週間をご機嫌に過ごすという結構なプランであった。
同行者は、おなじみ豊橋市の鈴木重臣さん、徳島市の佐中斉さん、それに大阪市の山川誠二さん夫妻を加えて6人のパーティ。
なにしろ、すべて「安上がり」を旨とする旅だから、航空路の遠いのを覚悟でシンガポール回り。2月16日の午後1時に大阪空港を出て、クライストチャーチに着いたのは、17日の午前10時(日本時間では午前6時)だった。
着陸前、空からワイマカリリ川が見える。アッ、今年もまた濁りがひどい。とても釣りが出来るような状態ではない。無念!
写真は、クライストチャーチのガイド
ジョン(左・32歳)とマイケル(26歳)
空港まで出迎えに来てくれたガイドのジョンとマイケルは、先刻こちらの気持ちを察していた。慰めるように言う。「サケがだめでも、別の川でブラウントラウトが狙えるから」
翌朝、午前7時にジョンが私たちのモテルまで迎えに来てくれた。さて出発、となってレンタカーのキーがない。「どじベンチャー旅行」の第一歩である。
(報知APG・高橋 康生)
筆者から一言:
空から見たニュージーランドの自然は、いつも美しかったが、このとき見た濁流のワイマカリリ川は、自然の恐怖をまざまざと見せつけられた感じでした。失望感も体全体を駆けめぐり、この度のこの旅が(ヤヤコシイ)容易ならぬことの予兆をひしひしをと感じてしまいました。